【AfterEffects】キーイングの解像度を高めたい-勉強になったチュートリアル集-

AfterEffectsのKeylightだけでもかなり綺麗にグリーンスクリーンを抜くことができます。しかしながら、グリーンバック布の依れやライティングによって抜けない箇所があったり、髪の毛など細かい部分のディテールが消えてしまったりと素材によってはエフェクトひとつで対応できないケースがあります。

Keylightで抜けない時、諦めてしまいがちな苦手なキーイング・・・もっと解像度を上げて苦手を克服したい!
VFXアーティストの方々はどのようにキーイングを処理しているのだろうか????
様々なチュートリアルを拝見する中で、使用エフェクト、エフェクトの組み合わせ、キーイングの順序に共通点があることが伺えました。

本記事では、キーイングの参考になるチュートリアルと主に使われているエフェクト一覧をご紹介いたします。
世界中の方々がチュートリアルを公開しており、高度な学びの機会が無料で受けられる良い時代だ!と感じると伴に、無償でチュートリアルを提供して下さっている方々には感謝と尊敬の念を抱いています。良質な学習の場を提供して下さり有難うございます!

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キーイングの練習素材

練習用のグリーンバック素材ってなかなかないですよね・・・
Action VFXにはPractice Footageとして、無償で練習用のグリーンバック素材が提供されています!

「なぜこのコンテンツを作ったか?」
「練習用映像のニーズが高いのに誰もしないからだ」
と動画内で語られています。まさに!!!有難い限りです(´;ω;`)

【Action VFX Practice Footage】
https://www.actionvfx.com/

お勧めチュートリアル集

高度なキーイングの手法が学べる

キーイングの順序、髪の毛のディテールの追加、ブラーがかった動きの切り抜きなど、キーイングの手法がこの1本で丁寧に学べます。チュートリアル中には有料外部プラグインも出てきますので、次項にある「キーイングに使用される標準エフェクト」をご参考に代替してください。

ADVANCED Green Screen KEYING Techniques | After Effects Tutorial
ActionVFX

複数のカラーキーとチョークを組み合わせてキーを作る

Keylightで綺麗に切り抜くための、下処理が勉強になるチュートリアルです。
特に、キーを作るためにペンツールでマスクを作るのではなく、複数のカラーキーでグリーンバックを除去した後に、チョークでマスク範囲を作成する方法はとてもユニークでした。

Remove Green Screen in After Effects Tutorial – The principles of KEYING in After Effects (1 of 2)
flomotion

特定色域の選択でグリーンを操作する

解説はありませんが、キーイングから合成なじませまで体系的に学べるチュートリアルです。
特に、キーをつくるために「トーンカーブ」ではなく「特定色域の選択」でグリーンを抽出している部分が勉強になりました。(動画の0:44あたり)

How to green screen in After effects tutorial
CINE 24 VFX

LumetriカラーのHSLを使ってグリーンを抜く

目から鱗!KeylightとLumetriカラーを組み合わせたキーイング方法が学べるチュートリアルです。
特定色域の選択との違いは、より細かなパラメーターの調整ができる点です。キーイングにLumetriカラーを使うのかと、非常にクールな内容でした。

20 ULTIMATE Green Screen Tricks You Need To Know
Cinecom.net

影の抽出

グリーンスクリーンの影を抽出するチュートリアルです。
白と黒のキーとなる影レイヤーを作成し、調整レイヤーをルミナンスマットにすることで、影レイヤーの輝度差を使って表示させる内容となっていました。
影レイヤーを乗算するだけでも作れますが、影を調整したい時により柔軟に対応できる方法として紹介されています。

How To Retain Green Screen Shadows and Fine Details | After Effects Tutorial
ActionVFX

反射の作り方

キーイングで抜け落ちる窓ガラスなど透け感の再構築と、背景の反射をどのように追加しているかが学べるチュートリアルです。

How to DRIVE A MODEL CAR using VFX!
Steve Ramsden

輝度の差を利用してキーイングを行う

Keylightを使用せずに、抽出を使ってキーイングを行うチュートリアルです。
グリーンスクリーンが用意できないケースで、どのように撮影すれば切り抜きやすいかのヒントにもなると思います。

How To REMOVE Backgrounds WITHOUT A Green Screen! | After Effects Tutorial
ActionVFX

チュートリアル中では、「抽出」と「ロトブラシ」について解説がされています。
紹介されているエフェクト以外にも、2つの映像から差異分を除く「異なるマット」、マスクを使った「インナー/アウター」などAfterEffectsには各種キーイングエフェクトが標準搭載されています。
参考:Adobe キーイングエフェクト(https://helpx.adobe.com/jp/after-effects/using/keying-effects.html

キーイングに使用される標準エフェクト

エフェクト名は、記事投稿の2024年2月現在の名称となります。エフェクト名はバージョンアップで変更になる可能性もございますのでご了承ください。

映像素材のノイズを除去する

  1. アンシャープマスク
  2. アップスケール(ディテールを保持)の「ノイズを軽減」
    ※チュートリアル中では使用されておりませんが、ノイズ除去として使えるエフェクトとしてご紹介させていただきます。
  3. グレイン除去

グレイン除去とアンシャープマスクの組み合わせが再現度高めでした。

キーイングのためのキーを作成する

  1. 特定色域の選択
  2. Lumetriカラー
  3. ペンツール(マスク)
  4. カラーキーとチョークの組み合わせ

特定色域の選択は一括で処理ができますが、LumetriカラーのHSLを調整することでより詳細に設定できました。

キーイング

  1. カラーキー
  2. Keylight
  3. 抽出

エッジの調整

  1. Key Cleaner
  2. チョーク
  3. マットチョーク
  4. ハードマットを調整

Key Cleanerは、Keylightと組み合わせて使用するのがベターです。

髪の毛など細かい部分のディテール追加

  1. カラーバランス(HLS)
  2. 色かぶり補正
  3. トーンカーブ
  4. チャンネルシフト

これらのエフェクトは、単体で使うのではなく組み合わせて使用します。

グリーンバック反射の除去

Advanced Spill Suppressor

マスク

  1. ペンツール
  2. ロトブラシ

最後に

こんなにも色々なキーイングの手法が学べて(しかも無料で)、スキルを昇華できるのは感謝しかありません!改めてチュートリアルを発信されている方々に、感謝申し上げます!有難うございます!!!

今回学んだキーイングの手法をミックスしながら、実際にどのようにグリーンスクリーン除去をするのかを別記事で綴ろうと思いますm(__)m
キーイングを勉強されている方の参考に少しでもなりましたら幸いです。
最後まで読んで下さり有難うございました!

本記事の実践編~学んだことをやってみよう!~

実践して完成した映像はこちら↓

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