【Premiere Pro】 a low-level exception occurred in importerMPEGを回避する

いや、、、、焦りました。
毎度毎度編集で使用しているmp4ファイルで、今までエラーなく編集できていたのですが、
再生する度にimporterMPEGというエラーが発生して強制終了という現状が発生しました。
強制終了の∞ループ!さすがの私もクラッシュします(泣)

考えられる限りの対処をしたのですが、下記の対処ではエラーが消えませんでした。

<試したけどダメだった事>

  • Premiere Proの再起動
  • Proxyの作成
  • シーケンスをQuickTime Apple ProRes 422に変更

急ぎ案件の作業をしているときに強制終了を繰り返されるとまいっちゃいますよね。。。
何とか以下の方法で回避できました。

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環境

Premiere Pro:CC2021 ver15.0.0
PC: DELL PRECISION TOWER 5810
OS: Win10
CPU: Intel Xeon E5-1680 v3
8コア 16スレッド(基本速度 3.2GHz)
Memory: 96GB(速度 2,133MHz)
GPU: NVIDIA Quadro K2200

エラー内容と原因(?)

Premiere Proが返すExceprionは、こちらです。

low-level exception occurred in importerMPEG

調べてみると、直近のreportではないのですが過去に同じエラーがadobeに報告されていました。
https://community.adobe.com/t5/premiere-pro/a-low-level-exception-occured-in-importer-mpeg-importer/td-p/5426062

【A low-level exception occurred in: ImporterMPEG(Importer)】
【スペック】 ・macbook pro ・モデル 13インチ Late 2011 ・OS 10.9.4 ・2.4GHz Core i5 ・メモリー 8GB ・SSD(256GB) 【症状】 Premier pro CC(2014)で編集を続...

pngやJPEG、MOVでの事例ですが、Adobeの回答によるとプレビューファイル形式を変更すればうまくいくとのこと。
この「Quicktime」ってMOVじゃなかったけ。。。と思いながらもシーケンス設定を変更してみました。(下図)
注)シーケンス設定を変更すると、レンダリングが外れるので、再度レンダリングをする必要があります!

プレビューファイル形式を「IフレームのみのMPEG」ではなく、「Quicktime」「Apple ProRes 422」に変更

https://community.adobe.com/t5/premiere-pro%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%A0/a-low-level-exception-occurred-in-importermpeg-importer/td-p/6334724

がしかし、、、、一向にエラーがスルーされません。

今回、エラーが起きているファイルは、画面録画+ミキサー入力のオーディオが格納されたmp4です。

そもそもmp4とは、コンテナ形式で様々なメディアの種類を格納できるフォーマットです。
MP4のWiki

つまりは、mp4に格納されているデータ形式がトリガーになってimporterMPEGのexceptionをreturnした可能性があります。

であれば、そのmp4を書き出し直してあげればいいのでは?!!!!!
と考えました。そして、この作業でエラーが出なくなりました。やったー!

色々調べていると、OBSで書き出したmp4ファイルが読めないというケースもあるようです。
今回の元データとは関係ありませんが、ご参考に取り上げます。

OBSのmp4がPremiere Proで編集できない?!

OBSのmp4がPremiere Proで読み込めない事例もあるそうです。
Mkvとmp4が両方書き出される方法だとエラーが起きるのかな?といったところです。
OBS-recorded MP4 won’t open in Premiere Pro

こちらのソースでは、Premiere ProはOBSによるexport file(mp4ファイルを含む)をサポートしていないと書かれています。
過去にOBSのデータを編集した事があるのですが、その時は問題なく編集できておりました。
ただこういったツールがあるという事は、それなりに壁にぶち当たっている方が多いという事でしょうか。
Editing Open Broadcaster Software(OBS) Files in Premiere Pro Smoothly

mp4のエラー回避方法


エラーの原因であるmp4をシーケンスに設置。
このシーケンスでは、Adobe公式が回答したようにプレビューファイル形式を「IフレームのみのMPEG」ではなく、Quicktime」「Apple ProRes 422」に変更しました。
※シーケンス設定のキャプチャは上図をご覧ください。


レンダリングをかける。


レンダリングが終わったら書き出しをします。
以下は、今回のmp4に適用した設定ですが、ここは書き出す対象によって変えて下さい。

形式:H.264
プリセット:ソースの一致-高速ビットレート
オーディオコーデック:AAC
サンプルレート:48000Hz
チャンネル:ステレオ
ビットレート:320


書き出したmp4をシーケンスに設置。
ここでは、またエラーがでると嫌なので、プレビューファイルを「Quicktime」「Apple ProRes 422」に設定しました。


ネスト化
ネストは、対象のレイヤーを選択した状態で → 右クリック → ネスト でできます。


編集するときは、ネストしたシーケンスを読み込んで処理を加えていく。

これで、エラーが出なくなりました。
これ!!!!!といった核心的な原因が分からないままですが、結果オーライとします。

同じようにmp4でエラーがでまくって仕方がない、、、とお困りの編集者の方も一度、書き出し直すといった方法を取ってみてはいかがでしょうかm(__)m

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