【Blender×Illustrator】Adobe FontのパスをBlenderに読み込む

Adobe FontはPower PointなどのMicrosoft製品でも使用できるようになりますが、Blenderでは使うことができません。

Blenderでは、CドライブのWindows\Fontsを参照していますが、このフォルダ内にはAdobe Fontはありません。
Adobe Fontは、AppData\Roaming\Adobe\CoreSync\plugins\livetypeに格納されており、フォルダを確認すると、フォント名ではなく数字で管理されていました。どの管理番号がどのフォントかは、cフォルダ内のentitlements.xmlを参照することで確認できます。

では、このlivetypeフォルダをBlenderで参照すれば良いのか?
残念ながら、このlivetypeフォルダにあるフォントは拡張子が一般的なttf、otf、cffではないようです。フォルダを参照してもフォントとして認識されません。

【参考リンク】
Adobe Type:https://helpx.adobe.com/jp/fonts/using/adobe-type-resources-faq.html
PostScriptフォント:https://ja.wikipedia.org/wiki/PostScript%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%88

それでは、自分のPCにコピーして、Adobe Fontの拡張子を変えればよいではないか!
この方法で、成功するケースもあるみたいです。
しかしながら、ここで気になる規約があります。

Adobe フォントのライセンス:https://helpx.adobe.com/jp/fonts/using/font-licensing.html

—-自分のサーバーにフォントをインストールできますか?

いいえ。フォントのライセンスには、サーバーインストールとの互換性がありません。サーバーにインストールしたいフォントに適用されるフォントライセンスを、フォントメーカーから直接、または公認の販売店から購入する必要があります。

https://helpx.adobe.com/jp/fonts/using/font-licensing.html

ここでいうサーバーとは、PCも含まれるのか分かり兼ねますが、AdobeにはSubstanceもリリースされていますし、カプセル化しているのかなと思う節もあります。。。

本記事では、無難にAdobe FontをIllustratorを用いてSVGの書き出しを行い、Blenderに読み込む方法を記載します。Blender上で文字変更ができないのが面倒ですが、、、
このIllustratorのパスを書き出す方法は、Fontのみならず、イラストであってもパスならば何にでも応用可能です。

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環境

OS:Windows11
Software:Adobe Illustrator v27.9 、 Blender v3.6

【Illustrator】パス情報をSVGで書き出す

Illustratorでテキストをアウトライン化し、
ファイル > 書き出し > 書き出し形式 > SVG
でSVGファイルを書き出します。

【Blender】SVGのインポート

ファイル > インポート > Scalable Vector Graphics(.svg)
Illustratorで書き出したSVGファイルを読み込みます。

SVGのパスは、カーブで構成されておりますので、メッシュに変更します。
オブジェクトモード > 全選択(A) > 右クリック > 変換 > メッシュ

このままでは頂点、面、辺が多いので、モディファイアーの「デシメート」を使ってメッシュを少なくすると扱いやすくなります。

フォントの種類によっては、一部の面が抜けていたりしますので、面張りが必要そうです。

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