背景
Blender上で作成した3Dモデル・マテリアル・アニメーションを書き出したファイルを、Webブラウザ上で再現するといった実験を行いました。
いざ、Webブラウザー上で再現してみるも、物理演算のアニメーションが動かない?!
一方でキーフレームを打ったアニメーションは問題なく動いておりました。
なんでだろう。。。と調べましたところ、ベイクという作業が抜けていると。
早速、ベイクを行い、Webブラウザで確認したところ無事に動いてくれました!!!
という事で、今回、備忘録のためにもベイクの記事をつづってまいります。
Blenderで制作したモデルとアニメーションをWeb上で再現する記事はこちら↓
ご興味ありましたら、是非ご覧ください^^
環境
Software:Blender v3.0
ベイクとは
物理演算では、アニメーション再生時に計算結果を一時的にキャッシュしており、設定等を変更するとクリアになります。
ベイクとは、キャッシュされた計算結果を固定(保護)させる作業を指します。
ベイクについての詳しい説明がBlenderマニュアルでされておりますので、リンクを貼らせていただきます。
Blender3.1Manual Baking Physics Simulations:
https://docs.blender.org/manual/en/latest/physics/baking.html
リジッドボディをベイクする
物理演算のクロスやソフトボディには、キャッシュという項目があるのですがリジッドボディの場合は、オブジェクトからベイクを行います。
①まず、オブジェクトモードになっている事を確認します。
②オブジェクト → リジッドボディ → キーフレームにベイク を選択
これで、物理演算のシミュレーション結果が固定されました。
次に、アニメーションにキーフレームが打たれているか確認を行います。
アニメーションキーフレームの確認
エディタータイプ(下図の赤い枠)をドープシートに変更します。
ドープシートでは、アニメーションのキーフレームが一覧で表示されます。
無事に、ベイク処理が完了している事が確認できました。
m(__)m