映像音響処理技術者資格認定試験とは、映像・音響関連で働く中で最低限知っておくべき用語や知識を習得できる資格です。
範囲は、映像と音響以外にも著作権やコンピューター、テレビ番組、CMなど幅広く出題されます。
仕事で行っている事以外の知識が学べるので、よりマクロな視点を持つことができる良い機会でした。
「この資格を取得しているから箔が付く」とかは分かり兼ねますが、プリプロダクション、ポストプロダクションでどのような工程を経て作品が出来るのかが知れるといった一点においても勉強する価値はあるのではと思います!
出題形式
全問マークシート形式で、計50問が出題されます。2023年時点では、60点以上取得で合格になります。
JPPA 映像音響試験 公式サイト:https://www.jppanet.or.jp/certification-exam
試験対策はこれ一択!
JPPAから「映像音響処理技術者資格認定試験問題集」という書籍が販売されています。
ずばり、試験対策はこの1冊をとことん覚えるのみ!です。
JPPA 書籍販売サイト:https://www.jppanet.or.jp/books
この問題集の中からほぼほぼ似た問題が出題されます。問題集には巻末資料が付いているのですが、この資料は参考にする程度で、覚えなくても受かる事ができました。
とにかく、問題の方を1か月ほど反復すれば十分対策できます!筆者は、物覚えが悪いので3か月くらい勉強しました。。
どこから出題されるか分からない試験ではないので、ちゃんと勉強すれば資格難易度は低い方ではないかなと感じます。
実際に勉強をしている方向け
電圧比とデシベルの問題に対する対策
問題集を進めていくと、「技術基礎問題」のデシベルでいきなり躓きました(笑)
はたして、この覚え方が適切か断言できませんが、筆者はこのように解釈して計算を行いましたのでご参考までに。
この電圧比とデシベルの関係で覚える数字は、「2倍=6dB」です。
この数字だけ覚えてしまえば、あとは単純計算で他の倍数になった際にどのdBになるかが予測できます。
dB | 12 | 18 | 24 | 30 | 36 | |
6dBを足し算 | 6+ | 6+ | 6+ | 6+ | 6+ | 6+… |
電圧比2倍を掛け算 | 2× | 2× | 2× | 2× | 2× | 2×… |
電圧比 | 4 | 8 | 16 | 32 | 64 |
例えば、電圧比8倍の時は何dBか?といった問には、
電圧比8倍→2×2×2=8
と、2を3回掛けて8になります。
なので、dBの方も3回足し算を行います。
電圧比8倍の時のdB→6+6+6=18
答えは18dBと導き出すことができます。
本来であれば、dBはlog(対数)の計算で導きますが、試験当日は関数電卓が使えるわけでもありませんし、対数関数は高校以来使ってないのですっかり頭から消去されています(笑)変わりに、単純な足し算と掛け算で覚えましたw
回路の問題に対する対策
回路系の問題で覚えた公式は2つだけです。
W(電力)=電圧(V)×電流(A)
E(直流電源)=I(電流)×R(抵抗)
この公式さえ覚えておけば、問題で求めるべき値をXに置き換えて導きだせます。
技術基礎問題以外は全て暗記
初っ端の技術基礎問題に計算が出てくるので挫折しそうになるのですが、それを乗り越えればあとは全て暗記問題になります。
今まで知らなかった事や、言語化できていなかったものが「あ!そーなの?!そーゆーこと!!」と結びつく楽しさがありますので、是非是非、楽しみながら学習してみてください!
映像音響処理技術者資格認定試験を受験される皆様のご検討を祈ります!